静岡で見つけた最高の婚約指輪

37歳にして結婚することになった。

当然、結婚は相手がいるからできる。

実はついこの前まで、自分のところに来てくれる嫁などいないと諦めていた。

私は静岡でみかん農家をやっている。

そんなところへ嫁の来ては少なかった。

地元の女性たちは、学校を出ると静岡市内や東京に行ってしまうのだ。

事実、高校時代の同級生にも県内に何人もの同業がいる。

しかし誰一人として結婚していない。

図らずも私が一番乗りになるわけだ。

とにかく地元で結婚式をあげるので、それに先立って婚約指輪を贈ることになった。

とは言っても婚約指輪をどう選んだものか、知識はまったくのゼロ。

けれども取りあえず、婚約者=イクミ〜を静岡の宝飾店まで連れて行って婚約指輪を選ぶつもりでいた。

ところがその話をするとイクミは意外な反応をした。

「行きたくない」

というのである。

「え?まさか結婚そのものがイヤなのでは?」

と狼狽した。

ここで婚約破棄されては、もう一生結婚なんて無理だ。

ところが彼女は小さい声でこう言った。

「私の指ガサガサしているから、お店に行くの恥ずかしい」

なんだ、そんなことかと瞬間思ったが、しかし彼女にとって、それは切実なことだったのだ。

イクミは、小さい頃から家事を手伝ってきた。

だから若くして主婦のような仕事をしている手指のようになっていたのだ。

家業のみかん農園を継いで10年。

ようやく仕事も覚え、みかん栽培の面白さも少しずつ分かってきた私は、老いた両親の「孫の顔を見たい」

という何気ない言葉でほとんど諦めていた婚活にのり出した。

農業体験イベントや静岡市内にでかけて合コンやボランティア参加と出逢いを求めた。

だが、なかなか思うように行かない。

厳しい現実に凹んだ。

それでも婚約指輪の選び方だの、新婚旅行に行くならどこがいいかだの、先走った情報収集だけは続けていた。

つき合う女性もいないのに婚約指輪も新婚旅行もなにもあったもんではない。

ほとんど妄想の世界に浮遊しているだけの状態だった。

イクミと地元で知り合ったのはそんな再び結婚を諦めかけた頃だった。

知り合ったというより、狭い田舎ゆえ以前から顔見知りではあったのだ。

ただ、私の中ではまったくつき合うとか結婚とかの対象外の女性だった。

なんと言うか、いるのかいないのかわからない空気のような存在だったのだ。

イクミの方だって私のことを同じように思っていたはずだ。

それがちょっとした運命の歯車がかみ合って、婚約指輪を交わすことになるのだから、人生分からないものだ。

今回、私たちが静岡でいかに婚約指輪を選んだかをお話ししているが、これが少しでも読者の参考になれば幸いである。

こちらを参考に静岡で婚約指輪を探してみては

婚約指輪は、あれこれと迷った末に決めることが多いはずだ。

そのようなとき、このサイトはとてもいいガイドになる。

紹介しておくので是非参考にしてほしい。